BLE混雑度センシング実験
Vol. 2(2022年7月〜)
街の様々な人が持つスマートフォン等から発される電波(BLE:Bluetooth Low Energy)の受信状況を測定することで、空間の混雑度推定(空間内の人数)を行うシステムを研究開発することを目的とした実験を、せとうち Tech LAB(広島県福山市)の協力の下実施します。
実験概要
BLE通信機能を有するデバイス(スマートフォン等)から発されるBLE信号の受信状況をスキャンするシステム(以降、📶 BLEスキャナ)、および、空間内に実際に存在する人の人数を計数するためのシステム(以降、🎥 LiDARスキャナ)によって、BLEスキャンデータ(=入力データ)・空間内人数データ(=ラベルデータ)を収集する実験です。これらのデータを元に、機械学習モデルを構築することで、空間の混雑度推定(空間内の人数)を行うシステムを構築します。
実験実施場所(2022年8月29日時点)
本実験にご協力いただく施設は以下のとおりです。
せとうち Tech LAB 様(広島県福山市)
設置センサ: 📶 BLEスキャナ、🎥 LiDARスキャナ
開始日: 2022年7月1日(月)
収集するデータやその取り扱いに関する情報
利用目的
📶 BLEスキャナにて、お客様のスマートフォン等から発されるBLEの電波受信状況の情報を取得します。取得した情報を分析し、店内混雑度を推定するシステムを開発するとともに、お客様への情報提供に役立てます。
※通信の内容(メールやり取りなど)は取得されません。
※個人を特定する情報(氏名など)は取得されません。🎥 LiDARスキャナにて、お客様のご来店情報を取得します。取得した情報から店内のお客様の人数を計算し、上記のシステム開発に利用します。
※個人を特定する情報(氏名など)は取得されません。
取得する情報
📶 BLEの電波受信状況(時刻・BLEデバイスアドレス・受信強度)
※スマートフォンなどの多くのデバイスでは、BLEデバイスアドレスは定期的にランダムなものへと変更されるようになっており、個人を特定したり、個人を追跡したりすることが困難な情報となっています。🎥 LiDARスキャナによって、取得・計算された人数データ
取得する情報の取扱い
📶 BLEの電波情報は、スマートフォン等が発している電波の受信状況であり、通信の内容や個人を特定する情報は含まれていません。
🎥 LiDARスキャナによって取得した人数データは、個人を特定する情報は含まれていません。
分析結果等は個人が特定できない形で学会発表や学術雑誌、Webサイト等で公表されることがあります。
本件に関する問い合わせ先
奈良先端科学技術大学院大学 ユビキタスコンピューティングシステム研究室
iopt-contact@ubi-lab.com